こんにちは、アライヘルメット アドバイザータナップ-onです!
先日埼玉県さいたま市のArai 本社へ研修に行ってきました、ヘルメットの製造工程を見学させていただきとても勉強になりましたのでご紹介します。
まず初めに、帽体ですが素材はスーパーファイバーです。この素材をヘルメットメーカーで使用しているのはAraiだけ、通常のガラス繊維の6倍の価格、強度は30%を上回り、引っ張り、貫通などに非常に優れています。主に軍事産業や潜水艦の部品に使われていると聞き驚きました。(*_*)
次にそのスーパーファイバーをただ使うのではなく、CLC構造という素材を挟み込むような形で製造しており内側にはまた別の特殊なArai専用の特殊繊維が挟み込まれています。カーボンヘルメットは1日に1つしか作れないとの事、、、素材もただ特殊なだけでなく、頭頂部と顎部分で素材を変えていてこれまた驚き( ゚Д゚)開口部(シールドの部分)には特殊なベルトを着けていたり、流石 Araiそう思うのに時間はかかりませんでした。その後は帽体のカットをロボットがレーザーカットを使い強度を落とさず高精度にて行い、帽体検査は人の目で。
「検査をクリアした!」と思ったら別工場で全てを再検査、見落としなどが無いようにダブルチェックを行っていました。
続いて塗装です1つづつ手作業で行われ、3色のモデルなどはマスキングテープを使い複数回塗装、グラフィックモデルは専用の治具を使い貼り付けの目印をつけデカールを1枚づつ貼っていきその後クリアが吹き付けられます。RX-7X ナカガミGP3の目印は100箇所越え Σ(・ω・ノ)ノ!
帽体ができたら次は衝撃ライナ、内装と帽体の間の部分です。衝撃ライナは一体成型で場所により違う固さの発泡スチロールを使用しています。一体成型で違う固さにしているのはAraiだけ!!帽体に組み込みするのも熟練の職人が1つづつ手作業で組んでいました。縁のゴム、シールド、顎紐等すべて丁寧に組付けが行われておりとても感動しました。
耐久テストではSNELL規格を余裕を持ってクリアあくまで通過点。
シールドの貫通試験では時速500km/hの鉄球をも防ぎかわす性能だけでなく貫通にも強いという印象を受けました。
実際に1つのヘルメットが完成するまでには最短で1カ月かかります。お気に入りのヘルメットを見つけて気長に待ちましょう!!*注文状況により納期は大幅に変動します
工場見学が終わった後フィッテイング、シールド脱着の研修を受け無事研修終了!Araiの歴史、技術を直に見ることができとても楽しい研修でした。
まだまだ書ききれませんが今日はこのあたりで、、、
アストロ-GXがきになるなあ
ぐっばい
アライヘルメット 安全追及
https://www.arai.co.jp/jpn/safety/index.html
アライヘルメット 製品一覧
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